G-Forceから世界最小の撮影機能付き室内用ドローンが発売になりました。
やっと入手できたので簡単に説明します。
パッケージと外観
同時発売となったPXY nanoとの箱の比較です。箱はとても小さいです。
「14+」の表示があり14歳以上が対象となっています。
裏面には簡単な操作説明が記載されています。
パッケージ内容は、本体、コントローラー、説明書2枚、2GB MicroSDカード、MicroSDカード用USBカードリーダー、充電用USBケーブル、予備のプロペラ1組です。プロペラは向きの違いで2種類あり2個ずつの計4個です。
コントローラー用の単4アルカリ電池2本は付いていません。
MicroSDカードは端子面を上にして本体の横から差し込みます。
これは昨年販売されたPXYとの比較です。
左がPXY CAM、右がPXYです。
大きさはほぼ同じですが、PXY CAM用のプロペラガードは発売されていません。
プロペラガードは、あった方がよいです。プロペラは高速で回転していますので人だけでなく、意外とぶつけた物に傷を付けています。
裏面ですが、バッテリーが大きくなっていることがわかります。また、PXY CAMはPXYよりも厚くなっています。
上がPXY CAM、下がPXYのコントローラーです。
同じ外観ですが写真撮影とビデオ撮影のボタンをトリムボタンに割り当てています。
G-Force製品のコントローラーにはモード1とモード2があり、
- モード1:右スティックでスロットル/エルロンをコントロール
- モード2:左スティックでスロットル/エルロンをコントロール
となっていますが、今年発売されたPXY CAMとPXY nanoはすべてモード1となっています。
PlayStationなどのゲーム機のレーシングゲーム操作は、左手でハンドル、右手でアクセルですので似た操作となります。
大きさの比較です。上がCCPのナノファルコンデジカム、下が左からPXY CAM、PXY nano、単3充電池です。
ナノファルコンデジカムも写真撮影とビデオ撮影が可能ですが、大きさと飛行方法が大きく違います。
また、ナノファルコンデジカムはMicroSDカードが別売りですが、PXY CAMは2GBのMicroSDカードが付いています。
仕様と操縦した感想
メーカーの商品サイトはこちらとなります。
仕様は、以下となります。
- 動画:VGA画質(640x480)、AVI形式
- 静止画:VGA画質(640x480)、JPEG形式
- 大きさ:42mm角
- 色:オレンジとブラックの2色
- 飛行可能時間:3分
- USB充電時間:30分
- 通信:2.4GHz無線
- コントローラー電源:単4アルカリ電池2本
- 価格:8,500円(税別)
操縦した感覚はやや重いかなという感じです。
PXYに比べて2割強重いのにプロペラサイズは同じですからコントロールは難しくなっているかもしれません。
やはり比較となるのはビデオ撮影が可能なナノファルコンデジカムでしょう。解像度などの撮影仕様は同じです。
ビデオ撮影はフレームレートが低い場合、機体が安定しないと画面が流れてしまいます。
ナノファルコンデジカムなどのヘリコプタータイプは重心を正確に合わせれば比較的安定した飛行が可能となります。
一方、PXY CAMなどのマルチコプターは、構造は簡単ですが各プロペラの回転を正確に調整しないと機体が流れてしまいます。トリムで初期調整を行っても、ぶつけてプロペラが曲がったり、バッテリーが減ることによるモーターの減速が均一でないなど、安定しない要因は多くなります。
したがって、撮影を楽しみたいならナノファルコンデジカム、操縦技術は十分で撮影も楽しみたいならPXY CAMとうことになるでしょう。
まとめ
今までに無い小ささでビデオ撮影を実現したPXY CAMは話題作りには最適でしょう。
難点は3分しか飛ばせず、充電に30分もかかることです。
もう少し大きいタイプならバッテリー交換ができますが、この大きさでは難しいのかもしれません。
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