CCPから発売されたオートホバリングドローンは、その名のとおりホバリングが自動で行える機能が搭載されています。
撮影機能などに目が行きがちですが、まず安定して飛ばせないと撮影などできません。
初心者向けということで敬遠されているのかもしれませんが、マルチコプターの操縦に慣れるには最適な製品です。
パッケージと外観
パッケージはA4サイズ程度の大きさで結構大きいです。コントローラーが大きいのでパッケージも大きくなってしまったようです。
煽り文句が大きく記されており、逆に敬遠されそうです。対象年齢は8歳以上となっています。
裏面は基本的な操作方法と特徴などが記されています。
パッケージ内容は本体、コントローラー、説明書、充電用USBケーブル、予備のプロペラ4個、プロペラガード2個です。
コントローラーは左手でスロットル/エルロンをコントロールするタイプです。一般的なTVゲーム機とは操作が左右逆となりますが、ラジコンではこちらの方が一般的です。
他の製品との比較です。左上がCCPのナノファルコンデジカム、右上がG-ForceのPXY nanno、右下がG-ForceのPXY CAMです。
オートホバリングドローンはプロペラガードが付いていますので、水平にぶつけても人や物を傷つけにくくなっています。
ただし、マルチコプターの上面は空気を吸い込む勢いが強いため、壁やカーテンに張り付きます。カーテンなどは破いてしまうこともあるので注意してください。
仕様と操縦した感想
メーカーの商品サイトはこちらとなります。
- オートホバリングドローン(CCP)
仕様は、以下となります。
- 大きさ:90mm角
- 色:ブルー、イエロー、グリーンの3色
- 飛行可能時間:4分
- USB充電時間:40分
- 通信:2.4GHz無線
- コントローラー電源:単4アルカリ電池4本
- 価格:6,980円(税別)
操縦した感覚は非常に安定していると感じました。
コントローラーの中央のボタンを押すと1.2mの高さまで飛び上がります。ただし、ホバリングという言葉から想像できる飛行ではなく斜めに飛び上がります。また、高度は一定に保たれるわけではなく、ある範囲で上下しながら自動で高度を保ちます。前後左右にぶれるので、そのコントロールは操縦者が行う必要があります。
ラジコンカーと比べてマルチコプターは高さのコントロールを行わなければならない分、操縦が難しくなります。この製品ではオートホバリングの機能で高さのコントロールは自動に任せて、まずは機体を安定させたり前後左右に移動させる感覚を練習することができます。
慣れたところで、高度の調整も自分で行えるようになれば、カメラ付きマルチコプターで撮影を楽しめるでしょう。
他にも宙返りなどのデモ飛行も自動で行えますが、機体がぶれるのでそれなりに広い部屋で飛ばす必要があるでしょう。
まとめ
常に在庫があるので売れていないのかもしれません。
しかし、ナノファルコンデジカムやPXY CAMでうまく撮影したいなら、まず、うまく飛ばす練習用としてオートホバリングドローンは最適です。
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