長年使っていた電子レンジが壊れたので買い換えました。ところが温め終わったことを知らせるアラーム音が、何度も鳴るので五月蠅くて困りました。
鳴らないようにする消す方法はあるのですが、鳴らないと温め完了が分からず困るのです。
電子レンジ
白物家電「三種の神器」には数えられていませんが、電子レンジは今や、どの家庭にもあり、一人暮らしを始めるには必須の調理家電となっています。
私も一人暮らしを始めるときに買ったのですが寿命なのか、ゆで卵を作る容器の水が沸騰しなくなってしまいました。
仕方が無いので買い換えたのですが、そこで思いもしなかった問題が発生しました。
取り出し忘れ防止ブザー
調理などせず、単に弁当や冷凍食品などを温めるだけなので、単機能のPanasonicのNE-EH229という製品を買いました。
性能自体は問題無く、弁当を温めるとブザーが5回鳴って温め終わったことを教えてくれました。
ちょうど手が離せないところだったので区切りが付いたら取り出せばよいと思っていたところ、また、ブザーが鳴りました。
結局、温め終わった後、2分おきに3回鳴って電源が切れました。
最初は、そんなものかと思っていたのですが、毎回何度もブザーが鳴ると非常に腹が立ってきました。
「まだ取り出さないのか」と急かされているように感じるためです。
取扱説明書を見てみるとこのような説明がありました。
ごはん・おかずをあたためる
1.食品を入れる
2.あたため「ボタン」を押す
ピーピーと5回鳴ったらできあがり
庫内に取り忘れがあると「ピーピー」と2分おきにブザーが鳴ります。(6分間)
これは「取り出し忘れ防止ブザー」という機能とのことです。
「取り出し忘れ防止ブザー」を消すと全く鳴らなくなる
さらに取扱説明書をよく見てみるとこのような説明がありました。
ブザー音を消したいときは
操作音、加熱終了音など、すべてのブザー音が消せます。
(加熱終了音などには、取り出し忘れ防止ブザー音が含まれます)
「取消」ボタンを2秒間押す。(3回くり返す)
2秒間押すごとにピッと鳴ります。
「OFF」表示され、3秒後、「0」表示に戻ります。
ブザー音を鳴らすときは、消したときと同じ操作を行います。
なんと、ブザー音は「鳴らす」か「消す」かの2択しかありません。
急かされる「取り出し忘れ防止ブザー」だけ消したいのに、その選択肢は用意されていません。
何故このような仕様になるのか
壊れた電子レンジは30年ぐらい前のものでブザーは終了時の1回しか鳴りません。しかし親が使っている10年ぐらい前のものには「取り出し忘れ防止ブザー」が付いていました。
つまり10年以上もメーカーは「取り出し忘れ防止ブザー」は有用であると信じ続けて実装していることになります。
しかし、誰でも急かされると腹が立つのは当然です。
電子レンジの普及率は90%以上とのことですが、多くの人は単に温めたりするだけで多少冷めても気にしないでしょう。
それなのに多くの人の意見が反映されないのには理由があります。
私も何度か利用したことがありますがPanasonicでは新製品のモニターを行っています。例えば新しい電子レンジが発売されるとオークション形式でモニターを募集します。そしてモニターに選ばれると安く購入できる代わりに詳細なアンケートに答える必要があります。
調理家電のモニターに申し込む人は調理をする人であり、熱いうちに食べたいと思う人だけなのでしょう。「取り出し忘れ防止ブザー」はそういう人の意見を元に搭載されたと思われます。
しかし、このようなモニターの募集方法やアンケートの集め方では、その他大勢のただ温めるだけの人の意見は開発者に届くことは無いでしょう。
妥協案
結局、私の場合はどうしたかというと、ブザー音は消さず、ブザーが鳴ったら「取消」ボタンを押しています。「取消」ボタンを押すと以後は鳴りません。多少冷めても気にしませんし、冷め過ぎたなら温め直すだけです。
なお、Panasonicの電子レンジならブザー音を消す方法は同じだと思います。しかし、消せない場合はこちらから取扱説明署が検索できます。
型番で検索して取扱説明書でブザー音の消し方を確認してください。
まとめ
調理家電を使うのは主婦なので主婦の意見を取り入れるのは当然です。
しかし、90%もの普及率となった現状では主婦の意見は少数派かもしれません。
低価格の普及機種については、もっと一般ユーザーの意見も取り入れる仕組みを考える必要があると思います。
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