メンズシェーバーは、毎日使うものですが、肌が弱いと選ぶのにも結構苦労します。肌の質は人によって大きく違い、ある人が良いと言うものでも、自分の肌には合わない場合もあります。参考にならないかもしれませんが、私の場合は、パナソニックのラムダッシュ5枚刃に落ち着きました。
ブラウンの場合
実家に居たころは、親のシェーバーを使っていました。今考えれば、皮膚病の感染の心配もあるので、家族でも各人が自分のシェーバーを持つべきだと思います。親はブラウンのシェーバーを使っていたので、考えることもなく、実家を出てからもブラウンのシェーバーを買って使っていました。
そう壊れるものではないので、よい物をと、プロソニック、シリーズ7と壊れては買い換えていきました。ブラウンのシェーバーは進化する過程で、困ったことが起きました。トリマーです。
トリマーとは、2つの網刃の間にある刃です。肌が弱いため、よく吹き出物が出来るのですが、気を付けないと、トリマーが、吹き出物を切断してしまいます。ブラウンは、くせヒゲトリマーが付くようになってから、髭剃りが終わると血だらけになっていることがよくありました。
フィリップスの場合
会社の知人からフィリップスのシェーバーは肌に優しいと聞いていたので、ブラウンのシリーズ7が壊れたのを機に、お試しでセンソタッチ3Dを買ってみました。
ブラウンと違って、円を描くように剃っていくのですが、肌に貼り付いて、うまく円を描くように動かせません。そのためか、ブラウンに比べて剃り終わるまでの時間が長くなりました。感覚としては、ブラウンが芝刈り機だとすると、フィリップスは鎌を手に持って一握りずつ芝を刈っているような感じです。あと、剃り終わった後、やけに肌全体ががヒリヒリしました。また、顎の裏、ちょうど先端部分がどうしても剃れず、剃り残しがでてしまいました。
1か月使ってみたのですが、肌が傷ついてしばらく髭が剃れない状態になりました。原因は2つあります。センソタッチ3Dの刃はカミソリでいうところの2枚刃でした。
スーパーリフト&カットと言っていますが、髭を毛穴から持ち上げて剃っていたのです。剃り終わった後、肌全体がヒリヒリしていたのは、スーパーリフト&カットが原因でした。
もう1つは、ウルトラトラックヘッドと言って、よく見ると、ブラウンのトリマーと同様の構造がありました。これにより吹き出物が切断されていたようです。
パナソニック(5枚刃)の場合
仕方ないので、フィリップスは使うのを止めて新しいものを買うことにしました。親に聞いてみたところ、今はパナソニックのシェーバーを使っているとのことでした。理由は網刃の穴が一番小さいからとのことでした。
買うならよい物をと考えていたので、ラムダッシュの5枚刃になるのですが、最初は眼中にありませんでした。理由はあまりにもヘッドが大きく使い難そうだったからです。しかし、確かにブラウンのくせヒゲトリマーにあたる部分は、刃がしっかりガードされており、間隔も狭くなっています。
5つ並ぶ刃の中央部分が、ホチキスの針の固まりのように、コの字型の外刃が並んだ構造で、その内側を一回り小さいコの字型の内刃が動きます。
ブラウンに戻る前に、試しにとラムダッシュ5枚刃を買ってみました。結果は、肌荒れは格段に少なくなりました。フィリップスのように、剃った後、肌がヒリヒリすることもありません。だからと言って深剃りが出来ていないわけでもありません。
強いて言えば、5枚刃の幅が広いので鼻の下を剃りにくいことと、ヘッドの動きが硬いので肌に追従してヘッドが動かないことがあるぐらいです。
洗浄システムは、ブラウンはカートリッジ交換で簡単ですが、パナソニックは水と混合するので交換がやや面倒です。水と混合する分、洗浄液が安くなっています。
洗浄液はブラウンでもパナソニックでも、洗浄回数に関係なく、1か月しかもちません。これはシェーバーの稼働時間や稼働間隔などをみて、剃った髭の量と洗浄の程度を調節しているからのようです。
パナソニック(3枚刃)の場合
パナソニックの3枚刃も壊れてしまいました。修理できないかヨドバシの修理受け付けで見積もりを取ってもらったのですが、防水部分が劣化していて新品を買うのと変わらないとのことで修理はやめました。
同じパナソニックならと洗浄機に対応したラムダッシュ3枚刃のES-LT8Pを購入してみました。
全く違いました。
剃った後の肌触りが全く違います。どんなに押し付けて剃っても深剃りはできませんし、ローラーが無いのでヘッドの滑りも悪いです。失敗したと思いました。
まとめ
最初に書いた通り、肌は人それぞれなので自分に合うものを見つけるのは難しいと思います。肌が弱ければ、売り場での試し剃りなど感染の危険がありますから出来ませんので、少しでも参考になればと思います。
高価な機種はそれなりに違います。安価な機種から高価な機種に移っても違いはよく分からないかもしれませんが、高価な機種から安価な機種に戻すとハッキリと違いが分かります。
お勧めはラムダッシュ6枚刃または5枚刃の洗浄機付きですが、一度高価な機種を使ってしまうと安価な機種には戻れませんので、その点は注意してください。
なお、シェーバーは毎年、父の日に向けて値段が下がり、その後、在庫処分して、8月ごろに新製品が出るのが1年のサイクルのようです。